新型コロナウイルス

新型コロナウイルスワクチン打ったほうがいいの?

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新型コロナのワクチンはどんなもの?

現在海外では様々な国でワクチン接種が開始されています。日本でもファイザー社(米)、アストラゼネカ社(英)、モデルナ社(米)との契約を締結し、供給・接種開始に向けて準備が進んでいます。

各社のワクチンはm(メッセンジャー)RNAワクチン(ファイザー社:BNT162b2・モデルナ社:mRNA-1273)・ウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ社:AZD1222)という新しい技術を用いたワクチンです。

これらワクチンは、ウイルスや生きたウイルスそのものを注射する従前のワクチンとは違い、新型コロナウイルスの遺伝情報のみを注射するワクチンです。また、遺伝情報といっても人の遺伝子に影響を与えるものでもありません。

mRNAワクチン

mRNAとは、DNAにあるタンパク質を作るための設計図をコピーして伝える役割を持った物質です。新型コロナウイルスのmRNAワクチンでは、スパイク蛋白と呼ばれるウイルス表面のトゲトゲ部分の設計図を持ったmRNAワクチンを接種することで、mRNAが人の細胞に取り込まれトゲトゲ部分を作るように指示を出します。その後、mRNAを取り込んだ細胞の表面にトゲトゲが作られると、これに対して体内で抗体が作られたり、身体の中の免疫系のシステムが働くことで新型コロナウイルスに対する免疫を獲得することができます。

ウイルスベクターワクチン

無害化されたウイルスベクター(運び手)にスパイクタンパク質の遺伝子を組み込んで、接種することで、体内でスパイクタンパク質の生成が始まり、これに対してmRNAワクチンと同様に免疫を獲得することができます。

効果は?

各社の研究結果によるとワクチンの有効率

・ファイザー社:95%
・モデルナ者:94.1%
・アストラゼネカ社:70%

ワクチンの有効率とは、例えば有効率90%のワクチンであれば、接種した人が接種をしなかった人に比べ90%発症率が下がったという意味です。つまり発症のリスクが10分の1になるともいえます

ただ、各社の有効率がどの程度のものなのか、

インフルエンザワクチンの有効率は50%程度、最も効果の高いワクチンでも95%程度と言われています。

そのため、各社のワクチンは効果が高いワクチンといえます。

では、重症化のリスクや高齢者・基礎疾患のあるハイリスク層に対しての効果はどうか、

これに関してはどちらも高い水準で効果があると報告されています。

ファイザー社の報告では、研究対象で重症化した人10名のうち接種群1名:プラセボ群9名と重症化を防ぐ効果があること、さらにハイリスク層の有効率も94.7%と高い予防効果を示しています。

気になる副反応は?

  • 接種部位の痛み
  • 疲労感
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 発熱
  • 関節痛
  • 悪寒
  • 吐き気
  • 腫れ  など

アメリカで行われた接種では、これらの副反応が確認されています。特に接種部位の痛みは最も多くの人が訴えています。これは、今回のワクチンはインフルエンザワクチンのような皮下注射ではなく、筋肉まで刺す筋肉注射なので、普段のワクチンよりも接種時や接種後の痛みがあることは理解しておいたほうがよいでしょう。

これらの副反応は、比較的若年層・2回目の接種の方に多くみられています。

こうした副反応は、体調の悪い高齢者の方では時に命に係わるケースもあり、体調の悪い・衰弱している高齢者では接種するかはリスクとベネフィットを医師に相談するなどして、慎重に判断したほうが良いでしょう。

また、現時点ですべての副反応が分かっているわけではなく、今後時間の経過とともに新たな副反応が明らかになる可能性もあります。今後の海外での接種状況や日本での先行接種の経過の最新情報を追っていきたいと思います。

アナフィラキシー反応について

中でも最も懸念される副反応はアナフィラキシー反応などのアレルギーによる副反応です。アメリカでの接種ではおよそ10万~20万人に1人に起こったと言われています。症状が出た方は女性で多く、70%程度が接種15分以内90%程度が接種30分以内にアナフィラキシー反応が出現しています。

その場で迅速かつ適切に処置を行えば、命にかかわることはほとんどありませんので、接種後30分程度は接種会場で慎重に様子を見るようにしてください。また、アナフィラキシー反応を起こした80%程度の方は過去に薬や食べ物でのアレルギー経験があったとのことですので、医師との相談のうえで接種を行うか慎重に判断したほうが良いでしょう。

いつから始まるの?ワクチン接種の優先順位は?

医療従事者、高齢者(65歳以上)・基礎疾患を持つ方が優先的に摂取の対象になります。2月中旬から医療従事者への先行接種が始まり、4月~高齢者や基礎疾患を持つ方に対しての接種開始を検討しているとのことです。

【ワクチン接種が優先が検討されている基礎疾患】

慢性的な、呼吸器疾患・心疾患・腎疾患・肝疾患、そのほかにも、神経疾患、血液疾患、糖尿病、免疫が低下する疾患(悪性腫瘍、関節リウマチ・膠原病、肥満を含む内分泌疾患、消化器疾患、HIV感染症など)などが検討されています。

他にも、高齢者向け介護施設や障害者施設の従業員や、妊婦の方については、各国の接種状況やワクチンの確保状況を鑑みて優先接種が検討されています。

令和3年2月17日医療従事者への先行接種が開始されました。使用されるワクチンはファイザー社のもので、対象者4万人、そのうち2万人に対して副反応が見られないかなどの健康調査を行い結果を定期的に公表するとされています。

結論、ワクチンは打ったほうがいいのか?

ワクチン接種は義務ではないので、必ず接種しなければいけないものではありません。
そのため、ワクチンを接種するかどうかは各個人が判断することになります。
そのためあくまで私個人の見解ですが、医療従事者などの感染や重症化する(・させる)リスクが高いと考えられる職業であったり、年齢や基礎疾患の有無から重症化した際のリスクと、ワクチンを接種することによるメリットを考えたうえで、メリットの方が大きい場合はワクチンを接種したほうが良いと考えています。

ワクチンを接種したほうが良いか、しなくてもよいのか、どちらがよいかわからない方も多いと思います。

政府の新型コロナワクチンの情報を発信しているHPtwitter(首相官邸(新型コロナワクチン情報)@kantei_vaccine)があるのでそこから情報収集してみたり、かかりつけ医など医師や病院などに相談してから考えてもよいと思います。

私自身は医療従事者で周りに高リスクの方が多いので、打たないリスクを考慮してワクチンを打つと決めています。

 

参考
効果は? 安全性は? 新型コロナワクチンについて知っておきたいこと Q&Aで医師が解説(追記あり)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210120-00217893/

 

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