アンチエイジング

解毒力を高めて有害金属をデトックス!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ミネラルの中には必須ミネラルのように身体の代謝に関わり、生存に欠かせない栄養素として働くものがあります。その一方で、他のミネラルの中には、身体に悪影響を及ぼす有害金属(重金属、有害ミネラル)と呼ばれるものがあります。有害金属は生きていくために必要な必須ミネラルの働きを阻害したり、身体に蓄積することで活性酸素を生み出し細胞を老化させることで、身体の疲れが抜けなかったり、風邪をひきやすくなったりという不調を抱える原因になります。

この記事では有害金属やデトックス方法について解説していきます。

 

目次

  1. 有害金属とは?
  2. 有害金属の蓄積による影響
  3. 有害金属が蓄積しやすい人
  4. 身の回りの有害金属
  5. 有害金属をデトックスする!
  6. まとめ

 

有害金属とは?

有害金属とはミネラルの中でも身体に有害な影響を及ぼすミネラルの事です。有害金属は実は私たちの周りには多くの有害金属が存在していて、知らないうちに体内に蓄積しています。有害金属が摂取する原因は、食事だけでなく環境や趣向品など様々です。

有害金属を摂取する原因

  • 自動車の排気ガス
  • 工場の排気ガス
  • たばこ
  • 食品添加物
  • 農薬
  • 水道水
  • 魚介類
  • 化粧品  など

 

有害金属の蓄積による影響

カドミウムによるイタイイタイ病や、水銀によるメチル水銀中毒症(水俣病)は、汚染された水や土壌で育った魚・貝・農作物に、原因となる有害金属が濃縮し、それらを食べることで体内に大量の有害金属が蓄積して発症しました。これらは公害による大量摂取のケースであり、体内に入った有害金属は、基本的には尿や便、汗から排泄されています。そのためごく少量であれば健康への影響はないとされています。しかし、少しづつ体内蓄積していくことで、不定愁訴や疲労、風邪をひきやすくなったり、有害金属が作り出す活性酸素で細胞が老化していきます。※¹

 

有害金属が蓄積しやすい人

食生活やライフスタイルが乱れていて、腸・腎臓・肝臓に負担のかかるような生活をしている方は、これらの臓器の機能が弱まったり炎症や障害が起きやすいです。これにより、有害金属の排泄が滞ったり、解毒作用や抗炎症作用のあるグルタチオンや、硫黄を含むシステインやメチオニンが少なくなることで解毒力が低下して体内に蓄積しやすくなります。

さらに、加齢とともに代謝は低下していくため、年を取るにつれて有害金属の蓄積は年々増えていきます。その他にも職業柄有害金属に触れることの多い方や、運動不足の方などは、排泄量が少なくなったり、通常より多くの有害金属の摂取を続けることで、慢性的に体内に有害金属が蓄積して、身体に様々な影響が出ると考えられます。

 

身の回りの有害金属

アルミニウム Al

アルミ鍋、アルミ缶、アルミホイル、ベーキングパウダー品質安定剤やインスタントコーヒーの乾燥剤などの食品添加物が主な摂取ルートです。一回のアルミ鍋調理で0.1mg~0.3㎎/lの摂取量が溶け出すと言われていて、食塩やクエン酸を使用すると調理時間と共にアルミニウムの溶け出す量が増えるという報告もあります。その他、市販の胃腸薬にもアルミ化合物が500~1000㎎含まれています。(WHOではアルミニウムの一日の摂取上限を体重と比較して、体重1㎎/kgと設定しています。)※²※³

アルミニウムは99%が体外へ排出されると言われていますが、体内の蓄積量は年齢とともに増加します。肺、骨、血中、脳に含まれていて、脳にアルミニウムが蓄積すると痴呆の原因になると言われています。また、マグネシウムや鉄の吸収を阻害することで、貧血や消化器・腎臓・肝臓の障害を引き起こす原因となります。

 

ヒ素 As

とても毒性が強く、中性ヨーロッパではヒ素による毒殺が頻繁に行われていたとされています。その毒性から、現在では農薬やシロアリ駆除の殺虫剤として使用されています。

ヒ素の毒性は、代謝を行う酵素の働きを阻害します。急性的には、腹痛、嘔吐、下痢、血圧低下、肝機能障害を引き起こします。慢性的に蓄積すると、皮膚がん、皮膚色素沈着・脱色の原因となります。

 

ビスマス Bi

比較的に毒性は低く医薬品や化粧品に広く使用されています。体内に蓄積すると、クロム・亜鉛・リンなど様々な必須ミネラルの吸収阻害し、無気力、不眠症、頭痛や中枢神経障害の原因となります。

 

カドミウム Cd

イタイイタイ病の原因として知られています。強い毒性があり、様々な代謝に関わっている亜鉛の吸収を阻害して、身体に多くの症状をもたらします。腎臓に蓄積することで、腎機能の障害を起こし、尿からのカルシウム吸収を阻害することで骨が弱くなる骨軟化症の原因となります。

カドミウムは、土壌や海底など天然に広く存在していて、玄米や海底にすむ貝やエビなどに蓄積しています。厚生労働省の報告では、一生涯毎日お米を食べていても健康に悪影響を与えない量と報告されています。その他に、カドミウムはたばこに含まれていて、喫煙者はカドミウムの蓄積量が高くなります。※⁴

 

水銀 Hg

熊本県水俣で発生したメチル水銀中毒症では、工場廃水に含まれたメチル水銀が魚介類を通して生体濃縮され、それを食べた住民の間で発生しました。有機水銀は体内に吸収・蓄積されやすい特性があり、毒性が非常に強く、特に肝臓、腎臓、脳に蓄積されます。

現在では、マグロ、カツオ、金目鯛、クジラなどの大型の魚の特に脂身の部分含まれていることが多いため、外食の多い中年の男性に多く蓄積している傾向にあります。また胎児にも影響を及ぼすことから妊娠している方はこれらの魚を出来る限り摂取しないことをお勧めします。その他、現在ではあまり使用されていませんが、歯の修復で使用されていたアマルガムに水銀が含まれていて、処置を受けた人では水銀が多く蓄積しています。

水銀の蓄積は、中枢神経障害(ふるえ、麻痺、痙攣)、疲労自己免疫疾患の主原因となります。小児では、自閉症、注意障害の原因になると言われています。

 

鉛 Pb

古くから水道管の材料として使用されていました。現在ではその毒性から使用が禁止されていますが、まだ古い個人の宅地内には鉛を使った水道管があると言われています。その他には、印刷、蓄電池、建設現場、精錬工場などの職業に関わる方に蓄積が多いとされています。

鉛は特に骨に蓄積します。酵素の働きを阻害して消化器、腎臓、精神神経系の障害を引き起こします。また、ヘモグロビンの合成に必要な酵素の働きを阻害して、貧血の原因になります。小児での鉛の蓄積は、知能障害や発達障害を引き起こす可能性があります。

 

その他の有害金属

アンチモン Sb ヒ素のような強い毒性があり、様々な健康被害をもたらします。輸入の青色ペットボトル、整腸剤などに含まれています。
バリウム Ba 健康診断の造園剤として知られている硫酸バリウムは毒性が低いと言われています。一方で水溶性バリウム化合物は毒性が高く、殺鼠剤や殺虫剤に使用されています。職業病として合金、ガラス、陶磁器、花火、塗料の製造に関わる方は蓄積している可能性があります。神経系に影響し、不整脈や痺れ、狭心症、麻痺などの原因となります。
ベリリウム Be 強い毒性で発がん性があり、職業病として金属加工業、電子部品製造業の方が粉塵を吸い込むことでベリリウム肺症が引き起こされます。慢性的に蓄積すると潜伏したまま数週間~20年以上後に症状が出ることもあります。がんの予防効果のあるセレン Sの吸収障害の原因にもなります。
ニッケル Ni ニッケルによる金属アレルギーは女性が最も発症頻度の高いアレルギーで、アクセサリーや下着に含まれる成分が汗中の酸で溶けて皮膚炎を起こします。喫煙やマーガリン、ショートニングに含まれるトランス脂肪酸から摂取されています。
白金 Pt 医薬品(抗がん剤)、アクセサリー、化粧品に含まれる。皮膚や呼吸器の炎症、聴力障害の原因になります。
銀 Ag 強い殺菌力があり、消臭やデオドラントスプレー、医薬品などに含まれる。銀皮症、記憶喪失、自己免疫性疾患の原因となる
タリウム Tl 毒性が強く、現在でも農薬や特殊ガラス製造に使用されています。カリウムイオンの吸収を阻害します。
トリウム Th 新規核燃料資源やタングステンランプのフィラメントコーティングに使用されています。肺、膵臓、肝臓の発がん性があると言われています。

 

有害金属をデトックスする!

1.食生活に気を付ける

インスタント食品やファストフード、菓子パンや清涼飲料水などの飲食や、過食や朝食の欠食は、栄養バランスが乱れたり、胃腸や腎臓に負担がかかる原因となります。

栄養バランスのとれた食事を決まった時間にとる!

こちらの記事も参考にどうぞ

老化を勧める糖化とは?その対処法

2.ライフスタイルに気を付ける

ストレス、タバコや多量のアルコールは、各臓器の機能を低下させて有害金属の溜まりやすい状況を作り出します。また、タバコには、カドミウムが含まれているので、喫煙は有害金属を摂取することになります。

汗からも有害金属は排泄されています。運動やヨガなどは代謝も高めるのでとてもよいデトックス方法です。

ストレスを溜めずに運動して代謝を高める!タバコはやめて、アルコールはほどほどに!

 

3.有害金属に気を付ける

環境では、車通りや排気ガスの多いところに努めている方や住んでいる方は、知らないうちに有害金属が蓄積する原因となります。食事では、特にアルミニウムは、アルミ缶やアルミ鍋から溶け出るものを考慮してステンレス鍋などに変えたり、インスタントコーヒーなどの食品添加物を避けることで摂取量を少なくすることが出来ます。

有害金属の多い場所や食事を出来るだけ控える!

 

4.クリニックで相談する

どれだけ気を付けていても身の回りに多く存在しているので、すべてを避けることは出来ません。加齢とともに代謝が落ちて蓄積量が増えていきますので、不調を抱えている方は一度どれだけ有害金属が溜まっているか検査していただくのも良いと思います。

・オリゴスキャン(Oligoscan)…体内の必須ミネラルと蓄積した有害金属のバランスが分かる検査です。痛みなく短時間で検査結果を確認することが出来ます。

・キレーション療法…体内に蓄積した有害金属を排出する治療です。

 

まとめ

有害金属は普通に生活している限りでは健康に害がないとされていますが、ライフスタイルの乱れや加齢により代謝が落ちることで体内の蓄積量が増えて身体の不調や老化の原因になる事があります。有害金属をためない為には、まず第一にはご自身の食生活や周りの環境を整えることが重要です。しかし、なかなか取れない疲れ、肌が荒れやすくなった、アレルギー体質、風邪をひきやすくなったなど、気になる症状のある方は、有害金属によって出ている症状の場合もありますので、一度お気軽にご相談ください。

 

ご予約はこちら

 

 

参考文献

※¹重金属の代謝と体内分布-Jstage(外部サイト)

※²アルミニウムに関する情報-厚生労働省(外部サイト)

※³アルミニウム製調理器具からのアルミニウムの溶出に対する食塩,酢酸およびクエン酸の影響-Jstage(外部サイト)

※⁴「食品に含まれるカドミウム」に関するQ&A-厚生労働省(外部サイト)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加